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  猿ヶ島にて

 エスクードノマドを選択するまでに紆余曲折ありました
 最初は魅力を感じていなかったのです。
 購入理由は家族との妥協です。
 
 乗り心地は悪いけどオフロードで楽しい、ブリザードに未練がありましたが、同乗者はどうしても板バネのトラックのような乗り心地に文句を言うし、ちょうど子供が生まれたため子供に振動が良くないと言ってブリザードを嫌がっていたのです
 そこで乗用車とオフ車の中間に位置するエスクードに白羽の矢が立ったのです

 でも...
 オフロードに向かない短い足
 今まで2ドア車(リアドア付き)にこだわって来たことなど

 確かにノーマルのエスクードでは、ブリザードみたいに、ぬかるみに入ったり、岩場に突っ込んだり、川の中に突撃したりすることはご法度です

 ラインをきちんと読んでいないと、すぐに下回りをヒットしてしまうでしょう
 最低地上高はジムニーも200mm程度で一見同じですが、これはデフの最下短までの距離でこの数値はあまり役に立ちません
 ジムニーとエスクードでは、最低地上高は同じでもランプブレークオーバーアングルがぜんぜん違います
      

 オフロード雑誌とかでは、エスクードはオフロードで排気管やギアボックスを摺らないように、フレーム内部に収められているとプラス面が強調されていますが、下回りを覗いてみると、排気管やギヤボックスが収まるようにフレーム位置が下げられていると言う方が正しいように感じます。

 ジムニーやブリザードはジャッキアップ無しで車の下に潜れますが、エスクードは普通の車のようにジャッキアップしないと車の下には入れないのです。

 そんなエスクードにも良い点はもちろん有ります
 
 ジムニーに比べて格段に乗り心地が改善されているのです
 しかし、1600ccのシートは安っぽく、3時間くらい乗ると腰が痛くなってきますので、友達から買ったレカロに交換しました。

 後席の居住性を改善するために、後部座席を後期型のように倒せるようにしたかったのですが(初代エスクードノマド後期型は後部座席がフラットになる)前期型は改造が必要です。

 前期型もリアリクライニング機構付きと書いてありますが、ほとんど垂直と普通の角度のポジションの二段階式で、通常垂直にして乗ることは有り得ないため、リクライニング機構は無いも同然です。

 (後期型はリクライニングするため、前期型ノマドもちょっとした改造で可能になるようです。)

 5速ミッションに乗っていましたが、この頃のエスクードは、オフロード車の素性を残していて、1速から2速の間隔が大きいため慣れていないとガクガクっとなってしまいます。(エンジンブレーキも1速まで落とせない)
 極悪路で使うために1速が低めに設定されているからです。
 普段の使い勝手は悪いのですが、オフロードでは頼もしい設定です。

 またスズキ車全般に言えることですけど、ミッションの耐久性が良くありません
 エスクードも4万キロ程度でミッションが渋くなりましたが、オイルを変えても改善しませんでした。
 これはジムニーでも同じです(4x4マガジンでもミッションオーバーホールしてました)
 インド人の友人もスズキはミッションが弱いと言っていたのでこれは定番のようです

 ちなみにスズキのATも弱いようで、友達のワゴンRなども7万キロくらいでダメになりました。
 
 ミッションを長持ちさせるためには、減速時はダブルクラッチで回転を合わせてやる必要があるので、ダブルクラッチをしながらシフトダウンするようにしていました。
 あと2万キロ(できれば1万キロ)でミッションオイルを交換することが必要です。

 ちなみにATミッションを長持ちさせる方法は、DからRに入れる時、またはRからDに入れる時にいったんNに入れて一息ついてから入れると良いです。
 これでかなり持ちが違うはずです。

 もう一つエスクードノマド(1600シリーズと2ドアのみ)には重要なアピールポイントがあります
 それは、ノマドの全長が3990mmに抑えられていること
 これは旅に行く人はピーンとくることなんですが、フェリーの料金が4mを超えると変わってくるのです。
 これは、北海道に行ったり沖縄や離島に行く際に重要なスペックになります。
 
 オフロードに向かない足の短いエスクードですが、日本の林道を走って遊ぶ分にはまったく問題ありません。
 エスクードで林道や猿ヶ島に遊びに行ったりしても、気を付けていたので下回りをヒットするようなことは有りませんでした。
 実は廃道でもない限り日本の林道はエスクードや普通車で十分なんです。

 気になる燃費ですが
 16バルブ1600ccガソリンエンジン 5速ミッション タイヤ:ファルケンランドエアATで運転の仕方にも寄るとは思いますが
 高速道路を中心とした場合(90km/h走行で 10km/ℓくらい)
 一般道路で、低燃費運転に徹した場合 (概ね7.5km/hくらい)でした。

 ラゲッジルームが小さいためそれを補うように、スーリーのルーフボックスを屋根に装備しました

 普段の足として使い、極たまにオフロードや雪道っていう使い方にはとてもマッチングしていたため、そういったユーザーから支持されて発売当初はバックオーダーを抱えていたエスクードノマド
 売れただけに多くの人の生活スタイルには合っているようです。
 





 



歴代私の愛車たちの紹介 四輪駆動編

平成4年型 スズキエスクードノマド 1600
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