去年平成20年、妻の佐世保市の実家に帰省したとき、あんでるせんという一部で有名な喫茶店に行きました
そこで体験したことは、手品のショーだったのか超能力の披露なのか判断が未だにつきません
実際に行って見てもらうことを”強く”オススメします
私の拙い文章よりも、
このページを参照していただくともっと伝わりやすいかもしれませんので参考に載せておきます
この店は完全予約制で前もって電話予約をする必要があります
場所:長崎県東彼杵郡川棚町栄町2 川棚駅前のバスセンターの隣
電話:0956−82−5385
定休日:第一、三日曜日
入り口はこんな感じ
去年の夏、佐世保の妻の実家に行った時、目的がありました
ブルートレインに乗る
門司の鉄道博物館に子供を連れて行ってあげる
木風町の叔母さんに会いに行く
呉の大和ミュージアムに行く(鉄のくじら館も含む)
博多の友人に会う
皿うどんを食べる
蜂の家に行く
松かさ焼きを食べる
たこ焼きを食べる
針尾の海軍通信塔に行く
佐世保の砲台跡を見る
川棚の魚雷訓練施設を見る
海上自衛隊のセイルタワーに行く
ブルートレインで行きました
これらの中で重要な位置を占めていたのが、「あんでるせんに行く」という目的
あんでるせんを知ったのは、マイミクさんの日記で「川棚町に行きました、川棚町といえばもうお分かりでしょう 目的はあんでるせんです」と書いてあったのが切っ掛けです。
当時の僕は川棚町と言われても、あんでるせんと言われても、何も知りませんでした。
ただ、佐世保には妻に実家があり、諫早のソニー工場に行ったついでに佐世保まで行く時に川棚町を通過していたので、地名だけは知っていました。
義父さんにあんでるせんに行こうと思うんだけどと言ったら一度行ったことがあると言っていました
有名みたいです
さて今日行こうかと思ってインターネットで調べたら、予約が必要なことを知り
電話したら今日は3人の予約はもうだめだそうです
明日ならどうでしょうか?と言ったら午後はもうだめだけど午前中なら何とか3人入れますとのこと
早速予約しました
翌日シーサイドライナーで川棚町に行ったのですが、うちの子はシーサイドライナーに乗ることが目的だったようでとても喜んでいました(ただの田舎の二両連結ディーゼル気動車なんですけど)
前回の日記では中に入った後のことを書いていなかったのでそこに飛びます
さて、待たされて中に入ると
中はフツーの田舎の喫茶店です、特に変わったところはありません
折り紙細工と来た有名人のポラロイド写真がいっぱい飾ってあります
僕にはありがたいことに店内は禁煙でした
予約の段階で整理されているので朝並んで入る順番は関係ありません
良い席を取るには早めに予約することをオススメします
2ヶ月前から予約受付で、一番良いカウンターの席を取るには2ヶ月前予約をしないとダメなようです
予約の電話は無愛想な担当者がぶっきらぼうに受け付けてくれます
この時は女性の声でした
さて当日
店はまだシャッターが閉まっていました
お客さんらしき人が数人、前のバス待合所に休んで時間を待っています
5分前くらいからシャッターの前に人が並び始めました
時間になりシャッターが開くと電話の受付順に席に案内されます
早く並んで待っていても意味はありません
注文をとりに無愛想なウェイトレスさん(多分奥様だと思われる)が来て、メニューを見せてくれます
メニューには赤い○が貼ってあってそれ以外は時間がかかるとのこと
時間がかかっても良いからと注文したら、赤い○以外はダメとのことでした
つまりメニューの選択肢はあまりありません
HPなどの多くの人の意見でも喫茶店としての評価は高くはありません
喫茶店は二次的なことみたいです
出てくる料理も美味しいとかそういったことはあまり関係ありません、注文したパフェもアイスクリームが融けかかってましたし...
目的は別に食べることではなかったので特に問題はありませんでした
注文後一時間位してからやっと食事が届きます
待ち時間がやたらと長いのですが、期待は高まります
食事をしてからさらに二時間くらい待ったような気がします
その間、お隣にお孫さんに連れられていらっしゃってお座りになっていた、元帝國海軍航空母艦大鷹乗組員だった方のお話を聞かせていただくことが出来たのもとてもよい経験でした。
元航空母艦乗りと聞いて男心をガッチリとキャッチされてしまった僕の前には二人の元海軍軍人さんたち、海軍時代の話をされた方ともう一人同僚の方(こちらも元海軍)が居られて僕がお話を聞いている最中に、片方のお方はスポーツ新聞のエロ記事を真剣にお読みになっておられました(80越えてもお元気でいらっしゃられます、さすが元帝国海軍空母乗組員です)
今は亡き日本の航空母艦の装備について貴重なお話をお聞きすることができました
入店してから2時間くらい経ったでしょうかアンデルセンのマスターが現れました
どうやらここの店はマスターと無愛想なウェイトレスさん(おそらく奥様)と2人でやっているようです
マスターは久村さんという方のようです
マスターがショーを始める前に席を入れ替えます、カウンターを見やすいように板を渡したりして雛壇が組まれます
集合写真を撮る時みたいな感じです
さてショーの始まりです
まず最初に指輪をお客さんから借りて掌に乗せてマスターが斜めにしたり角度をつけます
これはほんの余興に過ぎません
糸で操っているわけではないのを他の人に確かめさせてくれます
マスターはマジックをしながら哲学的な説法をします、「すべての人はつながっている」「大きな力とつながることでそれをこうして利用することが誰にでもできる」とか
次には千円札を宙に浮かします
オロナミンCのビンを伸ばしてみたり、縮めてみたり...
コインをどうやっても入らないような小さいビンの口から入れてみたり...
終わりの方で僕の人生に対して予言めいたことを言われました
その時に「てっちゃん」と呼ばれたのです
うちの奥さんがそう呼ぶのを聞いていたのにしても、そんな隙があったかな?と思いつつ
さらにイニシャルを苗字まで当ててきました
昨日の電話予約では確か、苗字で予約したけど下の名前までは言わなかったような..
何でわかったんだろう??
そして何でも良いから絵を書いてもらいたい、その絵と同じものがここに入っています
あと絵の下に生年月日を書いてください
これは今朝私がてっちゃんが書くものを書いてこの中に入れておいたものです
その時の時間も書いてあります
僕は時間を与えられ、ちょっと試してみるために複雑な絵を書いてやろうと意地悪に思いました。
富士山の後ろに16条旭日を書いたものを書いて、指示通り小さく折りたたみました。
この時点では僕が書いたものを誰も見ていません
それをマスターが小さな箱に仕舞って、財布の中に朝マスターが僕が書く絵を予知して書いた絵を入れておいたというのです。
またマスターが何かを小さな紙に書いてそれも財布に入れました。
そしてマスターは言いました
「てっちゃんの書いた絵は、横尾忠則の絵のような感じですね」
「太陽の光の本数にこだわりましたね」
横尾忠則って知らないぞ??と奥さんを見たら、うちの奥さんは知っているとの事
確かに、16条の旭光を旭日旗にならって書いたけど
てっちゃんが書いた絵はこれでしょう
と財布の中からマスターの書いた絵が出てきました
添付のようにどんぴしゃです(私のイニシャルは確かにTK)
その間僕はずっと、自分の書いた絵が開かれたりしないように入れられた箱を監視していたのでどうやって書いたのかは分かりません
次に、お客さんに電卓を渡して好きな数字を○桁入れて下さい、と数人に数字を入れてもらっていました
何の変哲も無い電卓です
そして、電卓数字は最後足されると、僕の生年月日になるというのです
僕の書いた紙が開かれました
絵はまったくの同じもの、富士山の濃淡の付け方までそっくりに出来ています
生年月日ですが、僕が書いたものは和暦、電卓のものは西暦の違いはありました
しかし良くみるとその違いを差し引いても違っています
マスターがしくったのか??
マスターは先ほど小さな紙に書いて財布にしまったものを出します
そこには「○桁から1引いてください」
と書いてあり
その通りにすると、生年月日がどんぴしゃになりました
生年月日をどうやって知ったかはまったく分かりません
言った覚えはないし、予約の際の情報は名前と連絡先の番号だけ
ここに来たのは初めてだし
それだけで生年月日が分かるものでしょうか?
このマジックが終わったあと
スプーン曲げのマジックをしてくれるのですが、僕はさっきの絵のことをずっと考えていました
また、マスターが僕の運命に関して予言めいたことを言っていたことを...
曲げたスプーンは、最後に希望者に300円でサイン付きにして売ってくれます
持っていると縁起が良いとの事で子供に買ってあげました
今もうちの食卓に飾ってあります
終わる時に、マスターが指先から電撃を希望者にしてくれました
指先からの電気ショックをおでこにしてくれるのです
子供を対象のサービスですが僕もやってもらいました
出てきてから、妻とあれこれ話しましたが不思議ななぞは解けません
マスターは誰でも使える宇宙の力を自分を通して見せているだけだと言っています
すべての人が出来るようになっているとも
なんとも不思議な体験でした
東京からは結構遠いのですが一度行ってみる事を”強く”オススメします
ついでにハウステンボスや長崎市内を巡ると良いですよ
前以ての予約は忘れずに!
追記 H21.8.4
今年もあんでるせんに行きました
今回は、木風町の叔母さんと、妻の両親を連れて6人で行って来ました
こうゆう怪しげなところに義母は興味の無い人ですが、来たのにはわけがあるのです
実は義姉が、過去に職場で大切な印鑑を失くしてしまったことがあったのですが、その時に相談したのが「あんでるせん」のマスター
彼は超能力を使って(マスターは超能力ではなく未知能力と呼ぶ)、「封筒みたいな物に入っているようですが、心当たりはありますか」と義姉に答えてくれたそうです
その後、義姉は封筒類の中身を確認しまくり
なんと、本当に封筒の中から失くした印鑑が出てきたのです!
おかげで義姉は大変助かったと言っていました
そしてその不思議な出来事を実家の両親に話したため、今回いっしょに来ることになったのでした
これはこれで凄いと思います
そしてあんでるせんのマスターの能力を私は信じています
ですが
疑問があります
マスターにというよりも超能力に対してです
テレビで超能力捜査官が超能力で犯人を追い詰めたり行方不明者を捜索したりする番組ってたまにやっていますが、今までの経験で散々盛り上げといて犯人逮捕につながったり、行方不明者が出てきたためしがありません
あれはどうゆうことなんでしょうか??
ちなみにあんでるせんのマスターはテレビとかの取材は一切お断りしてるとか
写真を撮らせて欲しいとお願いしてみましたが、断られてしまいました
有名な人ですが、本を書いたりマスコミに出たりしないのです
田舎で細々と生活できるギリギリの収入で日々営むことが未知能力を出し続ける秘訣かも知れません。