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ALLY 611大和初出撃

ALLY611を購入したため、早速乗ってみたくなり、いきなり川下りもなんなので、馴染みの深い山中湖で「大和」出撃です。

大和を出撃させるために前の日からKのデリカで山中湖の友達の別荘の駐車場にテントを張って宿泊しました。

起きてみると天気は幸いにして晴れ

雨だと乾かしたり出来ないから晴れてて良かった。

朝湖畔に行ってみると波が立っています。

湖って過去に何回も見てても気にしていなかったため、波が立つことってないと勝手に思っていたのですが、意外に強い波が立っています。

まさしく「天気晴朗ナレド波高シ」です。

転覆しないかなと心配になりながらも、早速組立作業に入りました。

漁ったWEBなどの知識から、ALLYは慣れてても組み立て分解に一時間くらいかかると知っていたのですが、初心者二人ではなんだかんだで1.5時間ほどかかってしまいました。

説明書がイマイチ分かりにくい為、これで完成したかどうか不安でしたがとりあえず形だけは出来ました。
出発前にトイレを済ませておきます、手漕ぎボートでは船上からおしっこをすることは何とか可能ですが(経験あり)カヌーは下手をすれば転覆の危険がありますのでトイレを済ませておくのは重要です。

艦内はこんな感じです

準備を整えとにかく進水します

ドンペリニオンのボトルを割ってやりたい気分ですが、ごみを散らかすわけには行かないのと予算の都合で進水式らしいことはせずに進水します。

フォールディングタイプは底部が傷付きやすく、油断がなりません
山中湖の湖畔は火山岩が細かくなったような砂利のため浜から出ようとするとどうしても船体を傷めますので桟橋から出ることにしました。

桟橋に船体を護るための古タイヤがくっ付いていますが、ALLYの黄色い船体にタイヤの黒い跡がいっぱい付くのが気になりました、これは仕方がありません。

目的地は湖の真ん中まで行って、そこで寝転びながら積んでいるお菓子を食べて談話を楽しむことにしました
もちろん艦長は私、Kは機関長

湖の真ん中に向かって漕ぎ出すと、波が出ているため不安を感じるほど揺れます。

風も強いため行きたい方向に行こうにも岸に押し返されてしまいます、カナディアンカヌーは二人がそれぞれ左右からパドルを出して漕ぐため、息が合わないと真っ直ぐ進みません。

機関長のKはまだ慣れないためスピードを出すと水が跳ねてこちらに飛んできます。

高校以来の仲であるKとの息が合わず大和は真っ直ぐ進みません
進んでは調整し、進んでは調整しで湖の真ん中を目指します

このままのペースだと、湖の真ん中に行くまでに4時間とかかかりそうなため艦長の決断として、岸から200メートルくらいのところで停泊することにしました。

そうと決まれば、目的どおり湖上で宴会モードになります。

寝てみようとすると、何か楽なポジションがしっくりきません

元々寝るように設計されていないのです、骨組みが邪魔してどうもツライかっこを余儀なくされます
ファルトボートは横骨が多いため寝るのが難しいのです。
もっと早く気付くべきでした

無理な姿勢で何とか寝転びながら、お菓子を食べます。

飲み物は小便がしたくなると困るので飲む量は必要最小限に留めます、経験上”お茶、コーヒー、ミネラルウォーター、ビールなど酒類”が小便を近くさせますので注意が必要です、特にミネラルウォーターが曲者です

ポテトチップやポップコーンを目当てに水鳥が集まってきます
魚影はありません

のんびり宴会しているのも束の間、どんどん岸に吹き流されてゆきます、釣りボートだと簡易的なイカリを使って停泊しますがファルトカヌーは交通手段のためそういった装備が考えられていません。
自分で用意すべきでしたが今回は忘れていました。

このままでは座礁するため、仕方なく漕ぎ出します。
しかし一生懸命漕いでいるのにどんどん草むらに近付きます

このままでは座礁して船体が傷ついてしまうっ ヤバい!!
二人でがんばってエンジン全開です 風が吹いている中息の合わない二人が一生懸命パドルを漕いでもなかなか進まないのです
結局岸辺に着いてしまいましたが、障害物があるため座礁は防ぐことが出来ました、障害物を手で押しながら、安全な桟橋の上陸ポイントを目指します。

無事上陸すると今度は大和の回収です、ファルトボートは下にすらないようにサンダルを履いて浅瀬で船体を持ち上げる必要があります。

そして分解する前に干さなければなりません、幸い今日はお天気も良く裏側を向けておけば30分くらいで乾きましたが、雨が降っていたりしたら後日出して組み立て直し乾燥させる必要が生じます。

無事に生還できたことで安全運行に自信が付きました。
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